
When I Found You
Catherine Ryan Hyde「これは、あなたを森で見つけた人から」
そう言って祖母は、
毎年、
クリスマスと Nat の誕生日に
もう一つのプレゼントを渡した。
幼い Nat は、
そういうものだと思っていた。
皆、森で見つけられて、
皆、森で見つけてくれた誰かがいる。
だから町の人が
”森の中で見つかった・・・”
と噂しても全く気にならなかった。
だが、その本当の意味を知った時、
Nat の祖母への想いと
人生が大きく変わる。
生後間もない Nat を
森で見つけて助けた Nathan と、
Nat の人生がもう一度交差する。***
面白かった。
Nat が Nathan にストレートな
疑問や質問を投げかけるのですが、
それに正直に答える Nathan。
でも、ただ答えるだけじゃなく、
言葉が好きで色んな本を読む Nathan らしい
返事や答えが理想的で、
こんな風に人(特に子どもたち)と向き合えたら・・・
と思いました。
だからと言って、
その Nathan のひと言で Nat の気持が揺らぐ
とか、改心するとか、
そういう単純で非現実的(本なんだけど・・・)な事がない。
それがこの本の魅力でもありました。
血のつながりはないが、
それ以上かもしれないと思わせる関係を築いた
Nathan と Nat の物語。
お勧めです。


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